お金を作る

【安全】担保にして借りる5つの制度。リスクを抑えてお金を借りる方法

不動産や有価証券を担保にして借りる方法

不動産や有価証券などを担保にして借りる場合には、信用ベースのカードローンよりも審査に通りやすく、低金利で高額な借入れができます。
ここではなぜ担保があると審査に通りやすいのかについて、代表的な担保型融資の特徴と合わせて詳しくご紹介していきます。

銀行や消費者金融のカードローン審査に落ちる理由はいくつかありますが、融資を断られる人に共通しているのは「信用がない」ということです。

友だちでも信用がない人に「お金を貸してほしい」と頼まれたら断りますよね。

それと基本的な考え方は同じです。

でも、そんな人でも「返済できなかったら、これを売っても構わない」と言って、高級腕時計を預けてきたら、貸してもいいかなと思うかもしれません。

金融商品も同様で、信用がなくても担保になるものがあればお金を借りることができます

ここでは何かを担保にしてお金を借りる方法や注意点などについて、分かりやすく解説していきます。

ローンに落ちても担保があれば融資を受けられる

カードローンに落ちても、担保さえあれば、融資できるカードローンでの審査に落ちた人でも、不動産や有価証券などを持っていれば、それらを担保にして融資を受けることができます。

担保型融資にはいくつのも種類がありますが、共通しているのは担保の価値以上には借りられないということです。

ただ逆に言えば担保の価値に応じてお金を借りられるため、不動産や株式といった高額なものを担保にする場合には1億円を超える金額を借りられることもあります。

ただし、借入れまで時間がかかるものが多く、返済できなくなったときには担保にするものを失うことになるため、きちんと返済計画を立てたうえで利用することが重要です。

なぜ担保があると借りやすいの?

借りやすい理由:担保が貸す側のリスクを最小限にしてくれる

担保があればお金が借りやすくなる理由は、担保によって貸す側の利益が守られるからです。

カードローンなどの金融商品の多くが、信用をベースに融資を行っています。

この信用というのは日頃の行いなどを見られているのではなく、クレジットスコアリングといって、個人の属性や過去の取引実績などを解析してスコアリングして判断されます。

信用が低い人は統計的に返済困難になる可能性が高い、つまり貸しても損をしてしまう可能性が高いため、どの金融機関も融資を断るわけです。

ただし、担保によって絶対に回収ができると分かっていたら話は変わってきます。

都内に100坪の土地を持っている人がいたとしましょう。

坪単価が500万円なら5億円分の資産を持っていることになります。

そのような人なら、もし返済できなくなったとしても5億円までの融資なら土地を売ることで回収できますよね?

そこでその土地を担保として契約することで貸し倒れリスクがほぼゼロになり、金融機関は積極的な融資を行えるようになるのです。

実は信用をベースに融資を行う以前は、このように何かを担保にして借りるというのが一般的でした。

その代表的な仕組みが質屋で、質屋は価値のあるものを質入れしてお金を貸し、返済できなかったら質入れした品を売却して資金回収をおこないます。

町の質屋でも江戸時代から続くお店というのが珍しくないのは、質屋は担保をとっているから赤字になることがないためです。

金融機関にしても担保をとる金融商品はとても安全な商品ですので、信用をベースに融資を行う商品よりも審査が通りやすくなるというわけです。

担保で借りられる5つの制度

担保があれば審査に通りやすくなるとお伝えしましたが、担保になるものは何でもいいというわけではありません

金銭的な価値のあるものだけが担保になるため、担保を差し出すことでお金を借り入れできる制度はそれほど多くありません。

ここでは一般的に利用されることの多い、5つの制度についてご紹介していきます。

①不動産担保融資

不動産担保:借りられる金額が大きい、まとまったお金が作れる

担保型融資の中でも利用者が多いのが、不動産を担保にした融資です。

たとえば以下のような銀行が取り扱っています。

金利相場は銀行系で1%~9%、ノンバンク系では2%~15%です。

不動産担保融資のメリット

不動産担保融資の主なメリットは、以下の4点です。

  1. 借入額を高額に設定しやすい
  2. 借入金利が比較的低い
  3. 返済期間を長く設定できる
  4. 資金使途の自由度が高い

不動産担保融資は高額な不動産を担保としてお金を借りる融資であるため、借りられる金額も高額です。

不動産の資産価値は数百万円から、高い場合は1億円を超えるものもあり、そのうえで資産価値の50~70%が借入限度額として設定されます。

ちなみに無担保ローンとよばれるカードローンなどでは、どれだけ収入が高くても1,000万円程度が限度です。

このように不動産担保融資なら、無担保ローンでは借りられないような金額を借入することができます。

また不動産を担保とするため、金利が比較的低いのも特徴です。

カードローンなどでは8.0%から14.0%の金利がつきますが、不動産担保融資では1桁台のパーセンテージになることがほとんどです。

金利が低ければそれだけ返済額を抑えることができるので、大きなメリットだといえるでしょう。

また不動産担保融資の場合は返済期間が長く設定でき、最長35年としているものもあります。

返済期間が長ければ毎月の返済額を低く抑えること可能です。

ただし、返済期間が長くなるとそれだけ支払う利息額が膨らみ、返済総額が大きくなる点には注意しましょう。

また、不動産担保融資は資金使途を制限されていないことが多く、資金使途の自由度が高い点もメリットです。

不動産担保融資のデメリット

不動産担保融資の主なデメリットは、以下の4点です。

  1. 滞納すると不動産を失う
  2. 借入できるまで時間がかかる
  3. 借入の際に手数料がかかる
  4. 不動産価値が低いと借入できない

不動産担保融資は不動産を担保にしているため、返済ができなければ担保にした不動産は売却され、返済に当てられてしまいます。

また借入までには1~2週間程度かかることが多いです。

不動産担保融資は通常のローンの審査に加え、不動産の資産価値についても審査されます。

資産価値の鑑定には、不動産の現地確認や専門家による鑑定、市場価格の調査などさまざまな審査基準をクリアする必要があり、借入額も高額になるため慎重に審査されるケースがほとんどで、どうしても時間がかかるのです

さらに不動産担保融資はこれらの調査費用・不動産鑑定費用・抵当権(担保設定すること)の登記費用などがかかるため、カードローンなどに比べて手数料が高額です。

あとは、不動産担保融資は不動産の資産価値の50~70%程度が借入上限額となるため、資産価値が低い場合は融資不可となるケースもあります。

②生命保険の契約者貸付

生命保険の契約者貸付:保険失効に気をつければ、金利も低くて便利積立型の生命保険に加入している場合には、契約者貸付制度といって、その生命保険を担保に融資を受けることができます。

以下は取り扱い業者の一例です。

契約者貸付制度は、正確には解約したときに発生する解約払戻金を担保にお金を借りることになります。

金利相場はおおよそ2%~6%ほどです。

生命保険の契約者貸付のメリット

生命保険の契約者貸付のメリットは以下の4点です。

  1. カードローンに比べて金利がやすい
  2. 保険を解約することなくお金を借りられる
  3. 借入に審査が必要ないため、最短即日で借りられる
  4. 返済日の設定額がない

まず、生命保険の契約者貸付も不動産担保同様に生命保険を担保としているため、適用される金利がカードローンよりも低く設定されています。

金利は保険会社や保険金額などで変動しますが、おおむね2~6%程度です。

金利が低く抑えられればそれだけ返済総額が少なくてすむため、大きなメリットだといえます。

また生命保険の契約者貸付は、保険を解約せずにお金を借りられる点もメリットです。

生命保険の解約による解約返戻金でお金を工面すると、以降の保障は当然受けられなくなりますし、再契約する際には保険料がアップすることがほとんどです。

年齢や健康状態によっては再契約ができないということもありえます。

また、保険料の解約で返ってくる解約返戻金は返戻率が抑えられている場合も多く、これまで支払った金額を大きく下回ることも多いです。

その点、生命保険の契約者貸付ならこれらの解約によるデメリットを受けることなくお金を借りられる点は大きな魅力だといえるでしょう。

また、生命保険の契約者貸付はこれまでに支払った保険料の範囲内で借入する制度のため、借入にあたっての審査は必要なく返済日も設定されないため、都合のよいタイミングで借入、返済が可能です。

生命保険の契約者貸付のデメリット

生命保険の契約者貸付の場合、借入すること自体に大きなデメリットはありません。

しかし、利用する際には注意すべき点が2点あります。

  1. 借入残高が解約返戻金を超えると保険が失効する
  2. 借入金額が保険金から相殺される

注意点の1点目は借入残高が解約返戻金を超えると保険が失効することです。

生命保険の契約者貸付は、これまで自分が払ってきた保険料を担保にして審査不要かつ低金利で借りられる便利な制度です。

しかし、利子などで借入総額が解約返戻金を超えてしまうと、保険そのものが解約されてしまう可能性があります。

生命保険の契約者貸付も借入である以上、利息が発生することを忘れてはいけません。

返済期限がないからといつまでも返済しないまま放置していると、利息はどんどん膨らんでいき、保険解約に至ってしまうので注意しましょう。

2点目は、借入金額が保険金から相殺されることです。

生命保険の契約者貸付は、いわば保険金の前借りをしている状態になります。

そのため借入期間中に保険満期を迎えたり、保証金の請求をおこなったりする場合、保険金から借入金額と利子分が相殺されてしまうのです。

多額の借入を行っていた場合、死亡時の保険が大幅に減額されてしまい、残された遺族が困るということにもなりかねません。

借入残高は常に管理し、できるだけ早く返済しておくようにしましょう。

③証券担保ローン

証券担保ローン:担保としてお金を借りつつ、値上がりを待ちましょう証券担保ローンは、有価証券を担保にお金を借りられるローンです。

株価によって価値が上下しますが、それでも現金化するのが容易で、比較的乱高下しにくい証券を担保にしてお金を借りることもできます。

たとえば以下のような業者で取り扱いがあります。

お金に困ったときには株を売れば解決しますが、これから値上がりが予想される株は手放したくないですよね。

そういうときに証券担保ローンを利用します。

金利相場は、基本5%以下である場合が多いです。

証券担保ローンのメリット

証券担保ローンのメリットは以下の4点です。

  1. 低金利でお金が借りられる
  2. 高額なお金を借りられる
  3. 審査はあるが落ちることはほとんどない
  4. 株式は保有したままなので優待や配当などのメリットを受けられる

証券担保ローンの金利は基本5%以下である場合が多く、一般的なカードローンと比べて低金利です。

さらに一般的に証券の時価総額の60%~80%程度までの金額を借り入れることができるため、所有している株式が高額ならそれだけ高額な融資を受けられます。

また、証券の時価をベースにお金を借りるため、上限額までの借入であれば審査に落ちることはほぼありません。

さらに担保にした証券は保有している状態が維持されるため、お金を借りている状態であっても株主優待や配当金などのメリットはしっかりと受けることができます。

借入利息よりも高い配当を受けられる証券なら、実質的にかかる金利はゼロと言えるかもしれません。

借りたお金の資金使途にも制限が少ないため、調達した資金で証券を買い増しするなど運用資金として利用すれば、メリットを最大化することもできます。

証券担保ローンのデメリット

証券担保ローンのデメリットは以下の3点です。

  1. 時価が下がると担保割れし返済を請求されたり、証券を売却されたりするる
  2. 価格変動が激しい証券は借入を断られる
  3. 証券担保ローンを扱っている証券会社でしか利用できない

証券担保ローンの最大のデメリットは、時価が下がって担保割れした場合に、返済を請求されたり、証券を売却されたりすることです。

たとえば株式の場合、対象企業の業績の悪化や倒産などにより、証券価値が大幅に下落したり、ゼロになったりする可能性もあります。

証券価値が下落し借入金を下回った場合、不足分については返済を請求され、返済できない場合には担保の証券が売却され、返済に充てられてしまうのです。

将来的な価値変動は誰にも予測できないため、長期間借入を継続する場合には、ある日突然返済を請求されるリスクがあることを認識しておかなければいけません。

このことにより、投機対象となるような価値変動の激しい証券は借入自体が断られるケースもあります。

また、証券担保ローンは証券さえ持っていれば利用できるわけではありません。

証券会社によっては取り扱いのないところもあるため、どうしても利用したいという場合には、証券会社の移行や買い直しが必要となるケースがあります。

④定期預金担保貸付

定期預金担保貸付:残高の90%まで低金利で借りられる銀行で定期預金をしている場合には、それを担保にすることもできます。

銀行ごとに呼び方が違いますが、自動貸付口座貸越と呼ばれる商品で、定期預金を解約せずにカードローンよりも低金利で融資を受けられるという特徴があります。

取り扱い業者の一例は以下のとおりです。

利用できる額は定期預金残高の90%までですので、預金額が少ない場合には借りられる金額が限られてしまいますが、申込みをしておくとATMから簡単に借りることができるなど、利便性の高さが魅力の貸付制度です。

定期預金担保貸付のメリット

定期預金担保貸付のメリットは以下の3点です。

  1. 定期預金を解約せずにお金を用意できる
  2. 金利が低い
  3. 審査なしですぐに借りられる

定期預金担保貸付は、定期預金を解約せずにお金を借りられるのが最大の特徴です。

定期預金の金利は、満期まで預けていた場合に適用されます。

そのため途中解約してしまうと、当初予定していた金利よりもかなり低い金利が適用されてしまい、せっかくこれまで預け入れしていた意味がなくなってしまうのです。

そこで定期預金担保貸付なら、定期預金を解約することなく資金を調達できます。

また定期預金担保貸付の金利は、「定期預金金利+0.5%程度」となっているので、カードローンなどに比べて圧倒的に低い金利で借りられる点もメリットです。

審査も必要なく、定期預金を預けていれば手続きもほとんどせずにすぐお金を借りられます。

定期預金担保貸付のデメリット

定期預金担保貸付のデメリットは以下の2点です。
いずれも借入することによる大きなデメリットというわけではありませんが、注意しておきましょう。

  1. 金利が発生する
  2. 気づかないうちに借入していることがある

定期預金担保貸付は低金利でお金を借りられる点が大きなメリットですが、低いとはいえ利息が発生します。

定期預金担保貸付は定期預金が満期を迎えるまであれば返済期日もなくいつでも返済できるため、ついついダラダラと長期間にわたって借りたままにしてしまいがちです。

そうすると、思いのほか利息が膨らんでしまうことにもなりかねません。

また、定期預金担保貸付はATMで現金を引き出すのと同じ感覚でお金を借りることが可能なのも曲者です。

一見メリットのようにも見えますが、口座残高がない場合でも定期預金担保貸付の範囲内であれば自動的に借入をして現金が引き出せてしまうため、知らないうちに借入をしてしまっているというケースもあります。

自動引落などで残高不足となっている場合でも自動的に借りたことになるケースがあり、当然金利がかかってきてしまうので注意してください。

口座は定期的にチェックし、マイナス表記になっているようならすぐに入金するようにしましょう。

⑤年金担保貸付と恩給・共済年金担保融資

年金担保貸付:低金利で借りれるけど、2023年3月で終了した日本では年金を担保に融資を行うことが禁止されています。

とはいえ年金収入の人でも緊急でお金が必要になることもあるため、国が認めた下記の2つの機関であれば年金を担保にして融資を受けられるようになっています。

会社員や自営業者は福祉医療機構の年金担保貸付、公務員は日本政策金融公庫の恩給・共済年金担保融資を利用できます。

いずれも低金利で借りることができ、返済も年金から天引きされるため、返済忘れがないという特徴があります。

残念ながら福祉医療機構の年金担保貸付は、2022年3月で終了することが決まっています。

会社員や自営業者は年金を担保にして融資を受けられなくなりますので、注意してください。

また、恩給・共済年金担保融資についても、軍人恩給や援護年金などを除き2022年3月で申込受付を終了しています。

車を担保にした融資もある

ここまで解説してきた5つの制度以外にも、車を担保にお金を借りる「車担保融資」という方法があります。

その中でも車の取り扱いによって以下の2つの方法があります。

  1. 預かり融資
  2. 乗ったまま融資

預かり融資は車を業者に預け、車の所有者名義も業者に移転される代わりに、車の価値に応じて設定された限度額までのお金を借りる方法です。

車を業者に預けるため、完済するまでの間は車を使用することができません。

預かり融資では、車を預けてしまうことで借入後に事故などで車の価値が下がるリスクは少ないため、借りられる額も比較的高くなります。

車を売りたくないけど、複数台所有していて利用できなくても問題ないという人にオススメの方法です。

ただし、車の名義が業者側に移転されるため、業者に勝手に車を売却されてしまうなど、悪質な業者のトラブルに巻き込まれる可能性がある点はデメリットです。

所有権が移転されており法的に問題のない行為のため、泣き寝入りするしかなくなるリスクがあるので、利用の際は悪質業者を見極める必要があります。

乗ったまま融資は、車を預けずにお金を借りる方法です。

これまでどおり、車を利用しつつお金を借りられる点が最大のメリットです。

ただし、乗ったまま融資はデメリットがかなり多く、利用はおすすめできません。

1点目のデメリットは、車検証を業者に預けなければならないこと

乗ったまま融資を利用した場合、車検証を業者に預け、所有者は業者名義となります。

利用者は、業者名義の車をリースするという形になり、車検証は業者に預ける形式です。

車検証を搭載せずに車を利用することは、道路運送車両法違反となる行為ですので、もし検問等や交通違反などで捕まると、車検証不保持となり、さらに違反を重ねることになります。

2点目は借りられる金額が低くなることです。

乗ったまま融資では、自動車の価値に応じた借入上限額からさらにリース料などを差し引かれるため、実際の自動車の価値よりも大幅に低い金額しか借りられません。

また、仮に担保になっている車で事故を起こし大きく価値が下がってしまえば、自分で返済資金を用意し、返済しなければならなくなります。

これらの通り、乗ったまま融資はリスクもデメリットも大きく、悪質な業者も少なくありませんので、できるだけ利用しない方が賢明だといえるでしょう。

質屋ならモノを担保にお金が借りられる

担保を預けてお金を借りる方法としては、質屋を利用するのも選択肢の1つです。

質屋とは、高級腕時計やブランドバックなどの価値が高い品物を担保として、お金を借りることができる業者です。

品物の価値を担保にお金を借りられるため、カードローンなどの審査に通らない人でも無審査でお金を借りられます。

また、品物を選べば周囲の人にお金を借りていることがバレにくい点もメリットだといえます。

さらにリサイクルショップなどと異なり、返済をすれば預けた品物は返してもらえるため、大切なものを売らずにお金を調達できる点もメリットだといえるでしょう。

ただし、質屋ではさまざまなものを担保としてお金を借りることができますが、なんでも担保にできるわけではありません。

ある程度価値の高い、たとえば以下のようなものが対象です。

時計 ロレックス デイトナ 65万円~
カルティエ パシャ 8万円~
ブルガリ アショーマ 5万円~
バッグ ルイ・ヴィトン 10万円~
エルメス バーキン 62万円~
貴金属 プラチナ 3,680円/g
18金 5,900円/g
パソコン MACBOOK PRO 4万円~
ゲーム機 ニンテンドースイッチ 1.5万円~
プレイステーション5 4.5万円~
楽器 ギター 5,000円~

借り入れできる金額は、担保にする品物の20~70%程度が相場となり、買取に比べると査定金額は低くなります。

たとえ同じものでも質屋によって査定金額が大きく異なることも少なくありません。

アンティーク品など品物の価値がわかりにくいものや車などの大型のものは買取の対象外とされているケースもあります。

あとはもちろん、期限までに返済ができない場合は自動的に「質流れ」となり、預けた品物を売却されてしまうのもデメリットの1つです。

質屋にはリスクもあるため、お金を借りる場合にはしっかりと返済計画を立てておきましょう。

担保を差し出すときの注意点3つ

ここまでの説明で、カードローン審査に通らない人でも、不動産や定期預金、年金などを担保にすることでお金を借りられるということを理解してもらえたかと思います。

ただ、これらの制度を利用するには気をつけなくてはいけないポイントがいくつかあります。

どのような点に気をつけなくてはいけないのかを見ていきましょう。

担保にしたものを失うリスクがある

注意点:返済できなくなると、大切な担保を失うこともここまで説明してきたとおり、返済ができなくなると担保にしたものは手放さなくてはいけません

それが先祖代々の家であっても、これから100倍に値上がりする株券であっても、担保にした以上は、返済不能になったときには回収されてしまいます。

返済できなくなってすぐに回収されるわけではありませんが、猶予は2ヶ月程度しかありません

この猶予を過ぎると、泣いても笑っても大切なものを失う結果になってしまいます。

このため、絶対に手放せないものを担保にするのはおすすめできません。

また、不動産を担保にする場合には、必ず家族や関係者に相談してから利用しましょう。

融資に時間がかかることも

時間に余裕がないときに融資が遅いと困る何かを担保にして借りる場合には、手続きが必要になるため、申込みから融資までに時間がかかります

不動産のように正確な価値がすぐにわからないものを担保にするとなると、調査も必要になります。

担保を使って融資を受ける場合には、審査を通りやすくなる一方で融資までのスピード感に欠けます。

このため、すぐにお金が必要というようなケースでの借入れには適していません

ただし、生命保険の契約者貸付制度であれば、即日融資に対応している保険会社もあります。

返済が長期化するなら手放す方が有利

株式での長期借り入れは、利息に特に要注意生命保険や有価証券、定期預金を担保にしてお金を借りる場合、それらを手放さないで資金調達ができるため、とてもメリットがあるように感じますが、低いとはいえ金利が発生します

このため、長期間借り入れをした場合には手放さないで得られるお金より、利息のほうが大きくなることがあります。

特に株式の場合には長期化すればするほどリスクが大きくなり、株価が大幅に低下する可能性もあります。

いずれも返済期間が緩やかに設定されていますが、利用するときには必ず返済計画を立てて、できるだけ短期間での完済を目指しましょう。

完済の目処が立たないようであれば、担保にして借りるのではなく解約するという選択肢も頭に入れておきましょう。

まとめ:担保融資にはリスクもある

借りやすい方法だからこそ、返済計画を必ず立てて不動産や証券などを担保にすると信用はそれほど重要ではなくなり、カードローンなどで審査落ちした人でも、すんなりと融資を受けることができます。

ただし、返済できなくなったときには担保にしたものを手放さなくてはいけません。

このため、いくら借りやすいからといって安易に利用するのではなく、必ず返済計画を立てから借りるようにしましょう。

計画的に利用しても返済できなくなるリスクがありますので、手放せないものはできるだけ担保にしないようにしてください。

<景品表示法に基づく表記>
本サイトのコンテンツには、商品プロモーションが含まれている場合があります。